マンゴーの一年
完熟マンゴー栽培の一年
完熟マンゴーの収穫は一年に一度だけで、弊社の場合は5月末から7月末までです。
(3月から収穫されるところもあります。)
私たちはこのときのために、他の期間はマンゴーの観察・管理・作業を丁寧に行い マンゴーの木を大切に育てています。
7月~9月
マンゴーの収穫が終わると、それまで実にほぼ全ての栄養を与えていた木は成長を始めます。
木が大きくなりすぎては次回の実に栄養が回りにくくなるので、伸びすぎた枝を切り木全体に 日が当たるように剪定します。
10月~12月
次の年の収穫に向けて大事な時期です。花を咲かせるために徐々に潅水の間隔を あけて土壌を乾燥させていきます。
全ての枝にまんべんなく日が当たるように一本一本手作業で枝をつります。
1月~3月
この時期の温度管理は非常に重要で、マンゴーの出来に大きな影響を与えます。
マンゴーには小さな芽が出てきて、芽から花芽、花芽から花穂へと成長していきます。花穂の重なり合いを防ぎ
全てのつぼみに陽が当たるように一本一本手作業でつります。
七割ほど開花が始まったら、ハウス内にミツバチを入れ受粉を手伝ってもらいます。
3月~5月
小さな芽がなり始めると実の摘果をします。一本の木に限られた数のマンゴーを実らせ、一個一個に 十分な栄養が行き渡るようにします。
実が大きくなってくると、重さで枝が下がらないように玉つりを行います。周りの枝や葉がマンゴーの
実に傷をつけないように一本一本を丁寧に観察しながら吊っています。
5月~7月
奥に移っている紅や赤紫のマンゴーは手前の真っ赤なマンゴーに美しく変化しながら、完熟してネットにおちます。
私たちはネットに落ちるまでずっと待ち続け、落ちたマンゴーだけを出荷しています。